箱根駅伝不要論って正しいのか?
近年、フルマラソンの国際大会ではなかなか結果が出ない。
その原因として箱根駅伝不要論なるものがあるらしい。
瀬古利彦みたいに国際マラソンでバンバン優勝する日本人が全然出てこないのは、箱根駅伝のせいらしい。
瀬古利彦はマラソンで15戦10勝らしい(Wikipediaより)。
この動画や、
このリンクに書いて有ることとして、
箱根駅伝のために練習すると"1区間約20 kmに向けて練習するからフルマラソンには対応できない"
らしい。フルマラソンに比べてスピード重視の練習になっているから、フルマラソンでは結果が出にくい、ということらしい。
すぐに思った、じゃあハーフマラソンなら対応できるんじゃね?
ハーフマラソンならバンバン優勝できるでしょ。
取り敢えず、世界ハーフ選手権を見ていこう。
2010年大会(優勝賞金30.000ドル)
優勝 ウィルソン・キプロプ 1:00:07
9位 大西智也 1:01:31
12位 宇賀地強 1:01:49
21位 今井正人 1:03:28
31位 井幡磨 1:04:49 (箱根駅伝走っていはいないがエントリーはされている)
国別 4位 3:06:48
2012年大会
優勝 ゼルセナイ・タデッセ 1:00:19
21位 川内優輝 1:04:04
29位 宇賀地強 1:04:49
35位 岡本直己 1:05:40
67位 木原正人 1:11:31
国別9位 3:14:33
2014年大会
優勝 ジョフリー・キプサング59:08
18位 菊地賢人 1:01:23
28位 中村匠吾 1:01:57
36位 井上大仁 1:02:25
53位 星創太 1:03:29
56位 村山謙太 1:03:52
国別6位 3:05:45
2016年大会
優勝ジョフリー・キプサング 59:10
22位 工藤有生 1:03:41
28 大石港与 1:04:11
29位 茂木健二郎 1:04:19
35位 中谷圭佑 1:04:43
36位 中村匠吾 1:04:49
国別5位 3:12:11
え、全然じゃん・・・・
まあ確かに、アジア圏の中では断トツの強さだと思いますよ。
でもやっぱり、非アジア勢には勝ててない印象ですね。
やっぱり、箱根駅伝がどうとかでも、日本が弱くなったとかでもなくて、海外の選手が本気で長距離に取り組んでるだけじゃね?
いい加減に、日本がマラソンでは絶対にメダルが取れるはずっていう前提はなくした方がいいよ。
そうあってほしいのはわかるけどさ。
現実を見ようよ。
それでも日本がアジア勢の中で断トツなのは
箱根駅伝のおかげだと思いますよ。